2015年5月27日

こんばんは三村鍼灸指圧院です
薬膳で治す=時事通信社、新井裕久、睨曉、中山祐子共著より引用

腎陰虚タイプ 薬膳でよく使われる薬 補陰薬、清熱薬を基本とし、固渋薬、補陽薬を

適宜配合し、健脾薬、補気薬、補血薬も適宜用います。

(1) 補陰薬 よく用いられるものは、女貞子、補血薬である補陰の作用のある熟地黄、

何首烏、 枸杞氏、桑椹(そうじん)などです桑椹子(そうじんし)・桑椹(そうじん)ともよばれ

、クワ科の落葉高木、クワの果穂についたままの果実を用いたものです。果実は多汁で

甘酸っぱく、欧米では果実をジャムのほか、ブドウ酒と同様に発酵させた桑実酒がつくります
...
これらの薬はすべて腎経に入り、滋養強壮の働きの強いものです。

また生津作用(体液の代謝を調節することによって、体液を補充し、のどの渇きを止め

腸を潤して便通を促進する作用があります

121-0813 東京都足立区竹ノ塚6-9-7オークビル201
三村鍼灸指圧院 電話03-3859-5653

追記
77.女貞子(じょていし・ネズミモチ)—足腰の老化や白髪、視力低下などに—
滋養強壮の薬用酒にも  (医食同源アラカルトからの引用)

果実酒にすると滋養強壮の薬用酒に 公園や生け垣でよく見かけます。
公害につよいから、高速道路の分離帯などにもよく植えられるモクセイ科
イボタノキ属の常緑小高木ネズミモチ。別名「タマツバキ」は葉の形から。
冬でも常緑で変化しないので貞女になぞらえ「女貞」といいます。関東南部から
朝鮮半島南部、台湾など比較的暖かい海岸地方に自生しています。
夏に特有の臭いがする白色の小さい花を円錐花序につけ、秋に紫黒色の楕円形、
長さ一センチくらいの果実を結びます。この実がネズミの糞にそっくりで、葉はモチノキに
似ているのでネズミモチ。千年前の「和名抄」にもこの名がすでにあります。
また材は緻密(ちみつ)で、道具の柄などに用いられます。 このネズミモチと似ていて、
実や葉がやや大型の中国原産のものを「唐ネズミモチ」といいます。
正確にはこちらを女貞、その種子が女貞子という漢方薬だが、ネズミモチと区別なく
漢方薬・民間薬として用いられます。戦時中には、虎杖根(スカンポ)の葉がタバコの
代用品となったように、この女貞子がコーヒーの代用品になったといわれます。
晩秋に果実を水洗いして日干しにして様々な処方に配合されます。
漢方では「肝腎要(かんじんかなめ)」の肝と腎を補う作用がつよいから、
足腰の老化や白髪、視力低下などに人参や地黄などと倶に処方されて用いられます。
果実酒にはホワイトリカー1.8リットルに女貞子200グラム、グラニュー糖200グラム。
半年後には滋養強壮の薬用酒になります。葉には消炎鎮痛作用があり、
葉を炙ってから皮膚のできものや火傷に貼り付けたり、また浴剤にも用いられます。