こんばんは(平成26年2月24日)
神経痛・腰痛治療の三村整骨院・三村鍼灸指圧院です。
「薬膳で治す」(時事通信社)(新井裕久、倪曉、中山裕子)より引用

血虚体質の治療
薬膳でよく用いられる薬
補血薬を基本としてそれに健脾薬を配合します。補気薬を適宜用います。

1補血薬=よく用いられるものは、熟地黄(じゅくじおう)、
何首烏(かしゅう)、当帰(とうき=せんぶり)、枸杞子(くこし)、
阿膠(あきょう)、龍眼肉(りゅうがんにく)、などです。
東洋医学でいう補血薬は造血薬ではありません。多くの補血薬は滋養強壮、全身の栄養状態の改善、神経機能の改善などでの作用を通じて、間接的に造血機能を促進させます。また肝臓の保護し、鎮静することによって血虚の症状を軽減、消失させます。

2健脾薬=よく用いられるものは滋潤性をもつ、山薬(さんやく=やまいも)、
黄精(おうせい)、蓮子(れんし)、大棗(たいそう)などです。これらの薬は
消化吸収を促進させる働きがあります。補血薬は味がしつこく消化吸収を起こしやすいものがあるので使います。

3補気薬=よく用いられるものは高麗人参、党参(とうじん)黄耆(おうぎ)炙甘草などです。
東洋医学では気と血は密接な関係があり、血は気の作用によって生成・運行するもので適宜加えます。

代表的な漢方薬は四物湯などがあります。

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