今回は「姿勢」についてお話しようと思います。皆さん誰でも
良い姿勢が大切なことは分かっていますよね。
肩甲骨を寄せて顎を引いて…なんて良い姿勢自体は知っていますし、
「姿勢を良くしなきゃ」と思って意識して姿勢を正す方も多いでしょう。
でも、実は一番大切なのはその良い姿勢をいつも維持できるかどうか。
というのも、「良い姿勢」って意識していないとなかなか
維持できないと思いませんか?
気を抜いている時はいつも猫背って人、かなり多いはずですよ。
そう!
実は、どんな時でも良い姿勢でいるためには「あるもの」
が絶対に必要なのです。答えはずばり「筋肉」。
それも通称「姿勢筋」と呼ばれる種類の筋肉がなくてはいけません。

姿勢筋とは、正しい姿勢を維持するために必要な筋肉のことで、
重力に反して体の重心を支えているという意味で「抗重力筋」
とも呼ばれています。中でも衰えやすく姿勢
くずれにつながるのが、
脊柱起立筋・腸腰筋・大腿四頭筋の3つ。
脊柱起立筋は背骨に沿って縦にある筋肉で、
上半身を起こして後にのけ反らせる役割があります。
腸腰筋は骨盤から下腹部辺りにある筋肉で、
背骨を固定し体幹を安定させる役割。
そして最後の大腿四頭筋は太ももの前側の筋肉で、
ここが縮まると腰骨を前に倒してしまうので結果的に
猫背になってしまいます。ですから是非、
まずこの3つの筋肉を鍛えるためのストレッチなどをやってみてください。

姿勢は、体の歪みだけでなく内臓や呼吸にも影響を与える大切なもの。
だからこそ、意識しなくても常に良い姿勢が維持できるような体を
手に入れたいですよね。