説2016年(平成28年)1月14日 足立区竹ノ塚の三村鍼灸指圧院です 新年おめでとうございます。
1か月以上休みました。すみません 薬膳で治す=新井裕久、睨曉、中山祐子共著より引用 冬の薬膳でよく用いられる薬 補陽には(寒がりの方)補陽薬を、袪寒にはかぜ(主に風寒タイプ)の予防・治療には 辛温解毒表をまた冷え症、リウマチなどを取り除くには温裏袪寒薬を用います。 ほかに補気薬、補血薬、健胃薬、適宜加えます。
(1)補陽薬 よく用いられものは、鹿茸、蛤蚧(ごうかい)冬虫夏草、肉蓰蓉(にくじゅよう)鎖陽(さよう)、淫羊カク、杜仲、トシシ、紫河車(シカシャ) 海狗腎(カイクジン)海馬などです。これらのくすりは全て腎経に入り、強壮、強心、循環促進、中枢神経興奮などの働きの強いものです。
(2)辛温解表薬 よく用いられるものは、紫蘇葉、生姜、白葱(ソウハク)などです。 これらの薬は、悪寒、軽度の発熱、頭痛、身体痛、など、風寒、による症状を発汗、解熱して とる除く働きがあります。一般に、味は辛、性質は温、帰経は肺経に入ります。
(3)温裏袪寒薬 よく用いられるものは、附子=ぶし(劇薬に指定されています、毒性が  強いので要注意で 使用のこと参考まで)     肉桂=につけい、高良姜=こうりょうきょう、などです。 これらの薬は全身や、局所の冷えや寒さを取り除く働きがあります、 また強心作用や鎮痛、健胃作用などの働きがあります。
(4)補気薬 よく用いられるものは、人参、党参=とうじん、黄耆=おうぎ、炙甘草=しゃかんぞう、 これらの薬は体の各器官の生理的機能を促進し体力などを増強する働きがあります。
(5)補血薬 よく用いられるものは、熟地黄=じゅくじおう、何首烏=かしゅう、当帰=とうき 、枸杞子=くこし、などです。 これらの薬は滋養強壮、全身の栄養状態の改善、神経機能の改善などの作用を 通じて間接的に造血機能を促進します。
(6)健脾薬 乾燥性を持つ茯苓(ぶくりょう)、薏苡仁=よくいにん 芡実=けんじつ、 白扁豆(はくへんず)などです。消化吸収を促進する働きがあります。


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